Bien-être

介護終了・子育てもほぼ終了で、やっとこさ時間ができたため生き方を「哲学する!」ブログを始めます。ブログタイトルの「Bien-être(ビヤンネートル)」とは、フランス語で「頭も心も体もここちよくいられる状態」のこと。おフランス風Bien-êtreの視点から考える暮らしのつぶやきとADHD息子を中心とする教育の問題が中心。

ADHD 不登校大学生、登校への歩み ーバイト編

ある程度結果が出てから書こう、書こうと思っていたら1年近く経ってしまったのですが、ADHD不登校息子は、登校を開始し、今や大学生活をenjoyしまくっているので、その歩みをざっと記録しておきます。

 

まずは、一年前の振り返りから。

このころは、秋学期から行く気満々だったくせに、履修登録のミスから全く行く気を無くした息子に、せめて朝起きるという正しい生活習慣を身に付けさせようと試行錯誤していました。(興味のある方は下の記事を参考にしてください。)

 

結果は、結論から言うと、全く効果なし!まあ、私の気晴らしになったくらいでした。しかし、事態は思わぬところで変化します。

それは、ジャジャ〜ン!

 

短期のアルバイトに雇ってもらえたことでした。

 

なんだ〜、普通じゃん!と思うかもしれませんが、実は普通ではありません。ある意味、神がかり的な奇跡の連続でした。

基本、自分の興味のないことには情報収集のかけらもせず音楽を作る息子を尻目に、夜な夜なネットで、短期、髪色自由、彼の下宿先近辺で息子のアルバイトを探しつづけたのは母。(これはこれで、結構、楽しかった……。世の中には実にたくさんのお仕事があるものです。)

そして、究極のバイトをみつけます。細かな条件は忘れてしまいましたが、学校に行くという習慣を身につけるために、こちらがお金を払ってもいいような内容でした。

 

勤務地:息子が通っている大学。

時給:1500円くらい。

内容:研究室が行う宅配ロボットのデータ集めの手伝い。

勤務時間:朝9:00〜18:00くらい。

しかし、外部委託で派遣なので面接は大学とは関係ない派遣会社で行われることになりました。友達に履歴書を書いてもらったようですが、金髪、ジャージ姿で面接に行き、結果……不合格

 

その後、ビデオ屋の面接も不合格で、本人、完全にやる気喪失。しかし、神様は存在するのです。

数日後、派遣会社から電話がかかり、突然一人都合で来られなくなったため、勤務地近くに住み、どんな時間帯でも暇である息子に白羽の矢が立ったのでした。

 

全部で20日間くらいの仕事でしたが、まあ、きっと遅刻はしたと思いますが、クビにならずに全て自分で起きて出勤。

 

お金もらえるなら、睡眠障害とか関係なくふつーに学校に行けるのか!と腹立ちまぎれに驚く母。しかし、一番驚いたのは本人。朝起きて仕事に行くということができただけで、それ以来、ものすごい天才のように自分のことを扱いはじめます。派遣のおじさんたちとおしゃべりしながら、大学生生活を送る若者を外から眺めるという状態。プラス、学生証を持っているので、派遣仲間とは一線を画して大学生ヅラして図書館で自分だけ休憩とることができるという不思議な状態。この経験を通して、一気にその後の流れが変わりました。

 

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