Bien-être

介護終了・子育てもほぼ終了で、やっとこさ時間ができたため生き方を「哲学する!」ブログを始めます。ブログタイトルの「Bien-être(ビヤンネートル)」とは、フランス語で「頭も心も体もここちよくいられる状態」のこと。おフランス風Bien-êtreの視点から考える暮らしのつぶやきとADHD息子を中心とする教育の問題が中心。

シングルマザーの海外旅行問題:未成年の単独・または片親のみ同行の渡航に条件のある国

シングルマザー歴そろそろ19年である私は、これまでに「シングル」であるデメリットのようなものはほとんと感じていないのであるが、ちょっと楽しく海外へ!的な発想になると、いつも黒雲のように頭に過るのが「未成年の単独・または片親のみ同行の渡航に条件のある国」へ子供を旅させる際のめんどくささ。子供が小さいときは、法律もそれほど厳しくなくたいして問題なかったのだけど、息子16歳でのカナダ高校留学の際に必要であったVISA取得の際にはじめてこの世界の常識「共同親権」と片親だけに「親権」が許される日本とのギャップに翻弄された。

つまり、子供を海外に旅立たせるためには、子供の父親が刑務所に入ってようが、行方不明であろうが、基本的には「子供の渡航を許可」する父親の署名が必要となる。離婚や死別であれば、それを証明する戸籍(基本英訳も必要)の提出等々、半端なくめんどくさい。そしてこれがちょっとしたサマースクールへ参加とか修学旅行などのお楽しみ旅行の場合にも、立ちはだかり、ものすごく急いで書類をかき集めることになる。

結局、カナダで懲りて、単独旅行の際はできるだけめんどくさくない渡航先を選んできたのだが、アメリカ、オーストラリア等と3・4回は否応なく経験することに。しかし、このたび、晴れて18歳になった息子、多くの国が18歳で成人なのでなめていた。もうどこでも行けるぞ!と、フランスとインドの二択でインドに決定。ところが、なんと、インドが2017年法律改正!再び、この「めんどくさい地獄」にハマっている。ちゃんと書類を準備しなければ、親のせいで子供が海外に行けなくなる。毎回、手続きが終わるまで胃が痛い。ちなみに、私は度重なる経験が功を奏してちょっとしたVISAサポートセンターよりこの件に関しては詳しい。お困りの方がいらっしゃったら、お気軽にご相談ください。(ちなみに、HISスタディツアーデスクは、この点に関してお仕事が早かったです。)

教訓:9月生まれの子供は夏休み後に誕生日が来るので、この規則にひっかかりやすい。将来子供に留学させたいと願う母は、夏前には出産しておこう!

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19歳未満の未成年者を同行するインドビザ申請では、親権者の身元保証書や同意書が必要です。※2017年改定
1).UNDERTAKING LETTER 1 ~親権者の身元保証
2).UNDERTAKING LETTER 2 ~同行しない親権者の同意書※片親と未成年者渡航の場合
身元保証書、同意書ともに、パスポートデータ面ページ(顔写真)コピーを添付します。
※UNDERTAKING LETTER 2について、諸事情により提出することができない場合は、戸籍謄本原本とその英語翻訳を提出します。