月に住んでいるもの。
月に住んでいるものって?日本では、まあ「うさぎ」、ときに「かぐや姫」?というところが主流でしょうが、先日お遊び万葉集の会のときに、「 黄葉(もみぢ)する 時になるらし 月人(つきひと)の 楓(かつら)の枝の 色づく見れば 」といううたを教えてもらった。
中国では、月の中には巨大な「桂」の木があって、秋になるとそれが色づくので月がキレイに照りまさるらしい。この歌では「男が楓の枝を月のなかでかざしている」のだとか。
また、「天(あま)の海に 月の船浮(う)け 桂梶(かつらかぢ)かけて 漕ぐ見ゆ 月人荘子(つきひとをとこ)」という月の男が天の海に月の船を浮かべ桂のオールでこいでるよ!といううたと、
「天(あめ)の海に 雲の波たち 月の船 星の林に 漕(こ)ぎ隠(かく)る見ゆ」という天→海、雲→波、月→船、星→林にみたてているロマンチックなうたも教えていただいた。
で、思い出したのがこの絵本。酒井駒子の「よるくま」。かあさんぐまが、釣り竿もって星を釣っている場面が出てくる。
|
そして、フランスはといえば思い出すのが、トミー・ウンゲラーの「月男ジャン」月の満ち欠けに応じて体の大きさが変わる。これも絵本でお馴染みだけど、なんとアニメーションになっていた。フランス語できる方はYou tubeの自動字幕を設定してみるといいですよ。