更年期ホルモン補充療法に対するおフランスの見解
数ヶ月前、突如原因不明の湿疹と発熱に襲われて病院めぐりをするも、な〜んにもわからずで、「ストレス」はたぶんないから、「更年期障害」ということにしようと産婦人科に行った。
そこで、「更年期」でホルモンが減少しているかどうか調べてほしいと告げると、生年月日を見て、「調べなくても減少しているに決まっている。」→「しかし、汗をかくとか不眠とかイライラとかそのような症状はないのだけど」→「なら、試しにホルモン対処療法のパッチを貼ってみますか?」ということになり、一ヶ月HRT(ホルモン補充療法)をやってみた。(お腹に小さなシールを貼るだけ、一月に2000円しない。)
結果、一瞬にして湿疹や発熱などの不快症状はなくなり、気のせいかお肌のハリもよくなった気がして、みんなにシールいいよ〜!と勧めていた。その後忙しくてシールをもらいにいく暇もないので、放置。特に不調もおきないのでHRTと更年期障害のことは忘れていた。
そして、本日、フランスの「老人学」のお勉強で「老人の性」というのが登場。その中の女性における肉体の衰えとセクシュアリティについてという項目。そこで、「Traitement hormonal substitutif (THS ホルモン対処療法)が、冠動脈や脳疾患、乳がんのリスクを高める。なおかつ、Le THS augmente aussi le risque de cancer de l’endomètre et de maladie d’Alzheimer.(THSは子宮内膜の癌やアルツハイマーのリスクも高める)」といったような文章が、実際の数値と共に出てきた。でもってフランスでは、2002年以降THSの処方は半減しているとのこと。
感想:「…………。」